プラモデル 改造

頭部内部
プラモデルは改造に 
挑戦してみたくなりますよね。 
 
キットをそのまま作ってみても 
気にいらない場所があったりします。 
 
 
雑誌やネットに掲載されている 
かっこよくできた作例。 
 
表面処理や塗装などの基本工作が 
上手なだけではありません。 
 
細かい部分が改造されていたりします。 
 
 
マネしてみたくなりますよね。 
 
 
とは言えいきなりキットを切り刻んでも 
失敗するだけです。 
 
雑誌掲載クラスの改造をするには 
もっと簡単なことから始めて 
経験を積んで技術を高めましょう。 
 
簡単な改造とはどんなことか。 
 
順番にお伝えしていきますね。

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プラモデルの改造

簡単な改造

なにも大掛かりなことをするだけが 
改造ではありません。 
 
キットでは省略された細かいところを 
再現するディティールアップ。 
 
これだって立派な改造です。 
 
質感を高めたり 
省略されたところを再現する。 
 
そういうところから挑戦して 
技術を高めていきましょう。 
 
 
これだけだと漠然として 
分かりづらいですよね。 
 
一例をあげてみます。

ガンプラの改造

人気のガンプラ。 
 
その中でも買いやすいHGシリーズ。 
 
安価で良くできていますが 
初期のころから変わらず 
モノアイはシール。 
 
クリアパーツに変えるだけでも 
雰囲気が変わります。 
 
ホイルシールと同じ大きさの 
クリアパーツに置き換えてみましょう。 
 
Hアイズシリーズが定番です。 

Hアイズ 
 
シールから変えるだけなので 
簡単すぎると思いますよね。 
 
そのまま置き換えられる製品は 
意外に少ないと思います。 
 
シールとの違いは厚みがあること。 
 
これだけのことですが 
ひと手間必要になる事が多いです。 
 
 
1/144サイズの頭部。 
 
実物を見ればわかりますが 
1mmの隙間を空けるだけでも 
加工が必要です。 
 
加工方法は大きく分ければ3種類。 
 
・シールを張る黒い部分を削る。 
 
・削る代わりに穴をあけて埋め込む。 
 
・頭部側の部品を削る。 
 
キットによってこれらの加工方法を 
組み合わせたりもします。 
 
 
さらにモノアイシールドも自作するなら 
その厚みも必要です。 
 
シールを置き換えるだけと聞けば 
直ぐにできそうですよね。 
 
でも実際は手間がかかったりします。

シャア専用ザク

モノアイをHアイズに置き換えただけの 
HGシャア専用ザク。
シャアザク頭部
 
頭部を分解してい見ると 
こうなっています。
頭部内部
 
シールを張る黒い部分を削り 
頭部のパーツも削っています。
クリアランスの調整
 
クリアのシールドも自作。 
 
組み付けて様子を見ながら 
当たらなくなるまで内部を削りました。

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ゴッグ

モノアイシールドのような 
クリアパーツの自作も 
ひと手間かかります。 
 
基本的に接着ができません。 
 
物理的に接着できないのではなく 
接着箇所がクリアにできない。 
 
そういう意味です。 
 
二つのクリアパーツを接着したら 
合わせ目ができてしまいます。 
 
上手く隠せる場所なら良いですが。 
 
基本的には一つの部品として 
作るようにします。 
 
 
ザクのように直線状なら 
プラ材を切り出して 
曲がり癖をつけるだけですが。 
 
曲面状のパーツだと 
ヒートプレスが必要です。
HGUCゴッグ
 
例えばこんなモノアイカバーなら 
クリアのプラ材を熱で柔らかくして 
黒い部品に押し付けます。
ゴッグ頭部
 
小さい部品ならライターでもできます。 
 
でも大きくなると 
安定した熱源が欲しいところ。 
 
昔ながらの電気コンロでもあれば 
やりやすいのですが。 
 
いづれにしろ作業するなら 
ヤケドや火災に注意してくださいね。

シャア専用ズゴック

そこまでするのは手間がかかりますから 
シールド無しにする作例も多いです。 
 
ズゴックは細いレールが後ろまであり 
前後で高さも違います。
HGUCズゴック
 
黒い部分の加工に手間がかかったので 
ヒートプレスがめんどくさくなりました。 
 
Hアイズの厚みが黒い部品の厚みと 
同じくらいあります。
ズゴック頭部
 
削るには裏を補強する必要があり 
パテで裏打ち。 
 
モノアイを動かさないのなら 
穴をあけて埋め込む方が簡単です。

ドム

HGドムのようにすでに基部があるなら 
モノアイを置き換えるのも簡単。 
 
基部を切り落として厚みを調整すれば 
直ぐに置き換えられます。
HGUCドムのモノアイ
 
もしくは基部を 
一回り小さく掘り下げましょう。
HGUCドムのモノアイ基部
 
モノアイフレームの加工
 
そこに埋め込めば 
フレームがついたように見えます。
フレーム付のモノアイ
 
よりそれらしい感じになりますね。 
 
 
モノアイは裏に銀色のテープを張ると 
光を反射して雰囲気が出ます。 
 
電飾で光らせるのとは違う感じの 
光った雰囲気がありますよ。

まとめ

経験を積んで基本的な作業は 
できるようになってきた。 
 
そうなってからだんだんと 
大きな改造をしていきましょう。 
 
手順としては 

・どこをどう変えたいのか目標を決める。 
 
・そのためにどんな工作が必要か 
手順、方法を考える。 
 
・実際に作業してみる。

こんな流れです。 
 
 
先ほどのモノアイの例なら 
 
・目標はモノアイを 
Hアイズに置き換える。 
 
・加工方法は部品を削る。 
穴をあけて埋め込む。 
 
・作業開始。 
 
同じ目標に対しても 
改造方法はいろいろあります。 
 
それが思い浮かぶかも 
技術と同じくらい重要です。 
 
そういう時に作例が載っている本は 
勉強になります。 
 
自分が改造したいキットの作例なら 
より参考になりますしね。 
 
途中でお伝えしたヒートプレスのように 
汎用性のある技術もあります。 
 
最低限の知識は覚えてから 
改造に取り掛かりましょう。 
 
知識がなければアイデアだって 
出てきませんよ。 
 
 
プロモデラーだって 
たくさんの失敗を重ねているはずです。 
 
自分の思いを形にできるまで 
慌てずに挑戦していきましょう。

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