筋彫り道具

ラインチゼル
筋彫りの道具は 
ラインチゼルを使っています。 
 
ラインチゼル
 
 
新規に彫るのではなく 
もとからあるスジを深くする。 
 
そんな使い方ですが。 
 
 
表面処理でヤスリがけをする前に 
彫っておくと簡単です。 
 
溝が深いほうがしっかり入って 
刃がズレることも少ないですよ。 
 
 
軸はただの円柱型なので 
ピンバイスなども利用できますが。 
 
やはり専用の持ち手が使いやすいです。 
 
上面が平らになっているのがポイント。 
 
持ちやすいし 
刃の向きを間違えません。 
 
専用の持ち手なので刃の交換も 
抜いて差し込むだけの工具要らず。 
ラインチゼルの刃
 
奥まで差し込むと 
カチっとロックされるのですが 
向きは必ず一定。 
 
持ち手の平らな面が 
上に来るようになっています。 
 
それ以外の向きだと奥まで入らないので 
軽く回しながら交換します。 
 
抜くときはただ引っ張るだけ。 
 
簡単に交換できます。 
 
 
刃の切れ味も問題なし。 
 
軽く手前に引くだけで簡単に削れます。 
 
繰り返し彫り溝を深くして 
部品を切断する使い方も。 
 
それくらいよく彫れます。 
 
 
今回は塗装済み部品をスジボリ。 
筋彫り
 
スジにまで塗料が入っていると 
分かりづらいですからね。 
 
今のプラモデルは塗装しなくても 
見栄えが良いキットが多いです。 
 
だからこそスジボリや 
墨入れだけでも効果があります。 
 
ラインチゼルでなくても 
何か一つは道具を持っておくと 
完成度が上がりますよ。 
 
 
ラインチゼルの刃は 
各種サイズが発売されています。 
 
一つだけ買うなら 
刃はなるべく細いほうが良いです。 
 
ラインチゼル用替刃 0.10mm
 
 
一度引いたスジボリを 
太くすることはできますが 
細くすることはできませんからね。 
 
 
例えば刃の厚みが0.1mm。 
 
0.1mmの線が引けるわけですが。 
 
1/100のプラモデルなら 
実物の10mmに相当します。 
 
 
1/144なら14.4mm。 
 
 
実車のパネルラインはこれくらいです。 
実車のパネルライン
 
 
6mmもありませんね。 
 
モビルスーツだったら 
もっと太いかもしれませんが。 
 
 
細いと感じたらケガキ針などを使えば 
太くするのは簡単です。 
 
通常だと針の先端はV型。 
 
深く彫るほどほど太い線になります。 
 
 
パーツを貫通しない程度に 
様子を見ながら深くしていきましょう。 
 
 
太くなり過ぎたら埋めて引き直すしか 
修正方法はありません。 
 
やり直しにならないように 
注意しながら作業しましょう。 
 
 
プラモデルは自己満足の世界。 
 
どこまでやるかは人によって違います。 
 
手軽に完成度を高めたいなら 
筋彫り、墨入れは良い方法ですよ。

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