プラモデルでガンダムは
人気シリーズ。
「ガンプラ」と略した言い方も
すっかり定着していますよね。
ガンプラがあったからプラモデルも
進化し続けている気がします。
ガンプラは色々なシリーズが立ち上がり
消えていったりしています。
細かく分類していけば
かなりのシリーズがありますが。
大きく分ければ5種類。
HG、MG、PG、RG、旧キット。
どんな種類なのかを
順番に説明していきますね。
ガンダムのプラモデルシリーズ
HGシリーズ
まずはHG。
ハイグレードの略称です。
大きさは1/144。
シンプルな構成で価格も安め。
・・・だったのですが
値段はだんだんと高価格になってます。
その分キットの出来は
良くなっているのですけどね。
シンプルで安く発売するからこそ
高価格な製品もあります。
意味が分かりませんよね?
通常なら発売されないような
大型キットもあるんです。
完成したら全長1m。
定価は2万8千円。
1/144で小さくシンプルな構成。
それでもこの大きさと価格。
1/100になったら
とても発売できないでしょう。
こんな常識外のキットも
発売されているのがHGシリーズです。
MGシリーズ
次はMG。
マスターグレードの略称です。
大きさは1/100。
内部フレームも再現されていて
関節の可動範囲も広い。
HGより高い値段設定。
そんな特徴があります。
シリーズを通してみれば
一番進化している気がします。
最初に発売されたMGガンダム。
頭部や脚部などごく一部の
フレームが再現されているだけでした。
再現ヶ所がだんだん増えて
いつのまにがフレームに
外装を取付けるような組み方に。
以前だったらもっと大型キットでしか
できなかった作成方法。
技術の進歩なのでしょうね。
PGシリーズ
次はPG。
パーフェクトグレードの略称です。
大きさは1/60。
内部フレームの完全再現や
電飾も考えられています。
その時点の技術でできることを
全部やっている。
そんな感じがするキットです。
発売当時は1/60だからできた
フレームに外装をつける作り方。
そう言う技術の蓄積があって
だんだんと小スケールに
展開されていったのでしょう。
1/60のPGで作れたから
今度は1/100のMGで。
1/100でできたから
更に小さな1/144へ。
バンダイがそうやって
技術力を高めている気がします。
RGシリーズ
次はRG。
リアルグレードの略称です。
大きさは1/144。
PGで出来たことを
1/144で再現しているようなシリーズ。
PG、MGと続いてきた
フレームに外装をつける作り方。
それがついに1/144まで到達。
色分けもほぼ完璧に再現されていて
色分けのための塗装は必要ないほど。
と言うより小さすぎて
塗装自体が難しくなっています。
塗装は部品の上に塗料が乗ります。
厚さで言えばものすごく薄いですが
部品の厚みが増えます。
関節などの可動部分は
塗料の厚み分のスキマさえ
なかったりします。
塗装して関節を動かすと
部品が擦れて塗装が剥げる。
それくらいの精度になっています。
塗装をするなら部品をヤスリがけして
薄くしておくことが必要。
初めて作ったときは凄すぎて
笑ってしまうくらいでしたよ。
メーカーの技術力の頂点。
それを見せつけてくれるシリーズです。
旧キット
最後は旧キット。
ただ古いだけではありません。
正確な定義はありませんが
HGシリーズより前に発売されたキットを
指すことが多いです。
いわゆるガンプラブームのころに
発売されたキット。
発売からの年数だけなら
HG初期のキットも
20年以上経過しています。
発売からの年数と言うより
世代で分けた呼びかたです。
単色や2色程度の成型色。
接着が必要。
ポリキャップもほぼ無い。
こんな構成のため
塗装をして完成させるだけでも
かなりの手間がかかります。
ポリキャップがない挟みこみの関節は
接着、ヤスリがけ、塗装の手順を
考えながら作る必要があります。
塗装した部品をマスキングして
別の部品を接着。
ヤスリがけをして塗装。
これの繰り返しが必要になってきます。
デザインも今のキットに比べたら
泥人形のようなデザイン。
若い人には全く良さが
分からないかもしれません。
でもファーストガンダムのアニメは
そんなデザインでした。
ある意味で忠実に再現されているんです。
今のキットはかっこよすぎる。
そう言う人もいます。
昔ながらのかっこ悪さに惹かれる人は
旧キットも楽しめますよ。
旧キットのもう一つの魅力は価格。
キットの価格は年々高額になっています。
RGシリーズなんて
最初に出たガンダムでさえ
1/144で2500円ですからね。
その後に発売された機体は
もっと高くなっています。
原材料の高騰もあるので
仕方がないことだとは思いますが。
昔のように小学生がお小遣いで買える。
そんな値段ではなくなってきているのは
残念なところです。
これだけで話が終わると
どんどん値上げされているように
思ってしまいますよね。
そう言うわけでもないんです。
ガンプラは基本的に値上げをしません。
発売当時の定価のまま
何度も再販され続けています。
40年以上前に発売された1/144ガンダム。
300円で発売されました。
今でも税別300円で販売しています。
同じバンダイのプラモデルでも
ガンダム以外のシリーズは
再販時に値上げされることもあります。
それを考えるとガンプラは
優遇されているのでしょうね。
当時のままの価格で安価。
旧キットの魅力の一つです。
まとめ
ガンプラを大まかなシリーズで
分けてみました。
HG、MG、PG、RG、旧キット。
予算やつくる時間に合わせて
選択肢はたくさんあります。
おうち時間を楽しめる趣味。
気になるシリーズがあったら
作ってみましょう。
きっと楽しめますよ。
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