プラモデルのバイクも人気ですね。
実車はなかなか買えませんが
複数台でも買えるのがプラモデル。
ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキの
国内4メーカー。
ハーレーやBMWなどの外車でも
手が届きます。
排気量だって原付から大型まで。
好きな車種や乗ってみたい車種があれば
買ってしまう人も多いでしょう。
そんな魅力的なバイクの
プラモデルについてお伝えしていきます。
バイクのプラモデル
実車と同じバイクが欲しい
実車を持っているから
プラモデルも欲しい。
この需要はありますよね。
私もそちらのタイプです。
でも自分の持っているバイクだと
プラモデルがない場合もありますが。
人気車種でないと
キット化されませんからね。
キット化されていても
年式違いで色が違う場合が
ほとんどだと思います。
普通はイメージカラーで
発売されますから
他の色は塗装するしかありません。
もっと嫌なのが
年式違いのマイナーチェンジ。
細かい変更ごとに
キット化なんてされません。
初代が基本でしょう。
隼のような人気車種でも
発売されているのは基本的には1種類。
タミヤが発売した初期型だけ。
⇒隼 タミヤ1/12 オートバイシリーズ
モデルチェンジ後の2代目以降
キットは発売されていません。
タミヤがダメならアオシマなどの他社が
出してくれればよいのですが。
再現するなら改造しかないですが
かなりの技術が必要です。
このあたりが初心者には
厳しいところだと思います。
塗装について
バイクや車は実車がありますから
完成品と比較してしまいますよね。
実車は大手メーカーが作っている
傷や異物が一つもないピカピカな塗装。
そこに近づけたいわけですから
作り方の難易度も上がります。
ツヤ有り塗装をキレイに仕上げるには
かなりの手間暇かかります。
傷があれば光が乱反射して目立つので
下地作りから重要。
ヤスリがけの傷も消したいですから
少しずつ番手を上げて仕上げていきます。
基本色を塗装したら
デカールを貼り付ける。
その後クリアでコーティング。
研ぎ出しをしたら
再度クリアコーティング。
コンパウンドで番手を上げながら
磨きあげていく。
仕上げにワックス。
実車なみのツヤを出そうと思ったら
これくらいの工程が必要になります。
なかなかハードルが高いですよね。
そもそも塗装する基本色も
自分で調色が必要でしょう。
ネイキッドなら
単色で済むかもしれません。
でもフルカウルはほとんどの場合
何色か使っています。
調色だけでなく
塗り分けの手間もありますよね。
ベース色を塗ったらマスキング。
別の色で模様を塗っていく。
色数が増えれば増えるほど
マスキングの回数も増えていきます。
キットの色で良ければ
デカールで再現できるかもしれませんが。
実車に近づけようと思ったら
手間を惜しんではダメですね。
身近に本物があるからこそ
かえって作りづらくなる。
そんな人も多い気がします。
手間を省きつつ実車に近づけたい。
そんな思いからバイク用純正色を
使ってみたいと思うかもしれません。
デイトナ バイク用 缶スプレー
これを使えば簡単に色は合います。
色は合いますが
あまりおすすめできません。
実車用の塗料は溶剤が強いです。
プラモデルにそのまま塗ったら
部品が溶けてしまいます。
実車用塗料を使いたいなら
サーフェイサーをしっかり塗って
プラスチック部品を保護しましょう。
サーフェイサーでコーティングして
部品を守る。
そんなイメージです。
磨き作業
塗装後の磨き作業。
実車を持っているから
プラモデルも欲しい。
この理由の人は実車で磨きの経験が
ある人もいると思います。
コンパウンドはもちろん
電動ポリッシャーだって
持っている人がいるかもしれません。
それらをプラモデル作りでも
使えれば良いのですが。
パワーや大きさ的に
無理があります。
せいぜいリューターののビットに
バフをつけるくらい。
それも回転数を落とせないと
摩擦熱でパーツにダメージが
あるかもしれません。
プラスチックは熱に弱いですからね。
小さな曲面も多いですから
手動のほうが効率もよいかも知れません。
作成用の資料
実車を所有していなくても資料なら
手に入れやすいのもバイクの利点。
プラモデルが発売されるのは人気車種。
そう言う車種は専門の本が
発売されていたり
雑誌の特集があったりします。
SUZUKI GSX1300R Hayabusa
様々な角度から撮影された豊富な写真。
外装を外した写真まであったりすると
普段は見えない場所まで見られます。
エンジンまでしっかりと再現されている
キットを塗装するなら
見えないところも参考になりますよね。
カウルがクリア成型のキットなら
完成後もエンジンが楽しめます。
そう言うキットを作るなら
資料を活用できますよ。
資料を見ながら
いかにそれらしく見せるか。
ウソを自然に見せる。
そこが技術なのだと思います。
資料を見て再現するのだから
ウソはないように思えますが。
スケールが違います。
例えばブレーキのケーブルが
直径10mmだったとします。
1/12スケールなら0.83mm。
1mm以下のケーブルを
再現する必要があります。
実車の電気配線が見えていたら
もっと大変です。
直径1~2mm程度の電気ケーブル。
1/12で再現するのは至難の業です。
そもそも部品の厚みもあります。
縮尺まで全部合わせるのはほぼ不可能。
どこかでウソをついてそれらしく見せる。
そんな技術を身につけたいですね。
まとめ
ここまでバイクのプラモデルについて
お伝えしてきました。
実車に近づける方法として
塗装や磨きの注意点。
資料の重要性とウソ。
こう言ったことについて
記事にしてきました。
実車のバイクを持っている人なら
メンテナンスが好きな人も多いです。
そう言う機械いじりが好きな人なら
プラモデルもきっと楽しめますよ。
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