プレミアムバンダイは高い?

スーパーミニプラ
プレミアムバンダイの商品は 
高くてぼったくりなのでしょうか? 
 
単純に商品価格だけ見れば 
一般流通品より確かに高いです。 
 
そこを一消費者の目線から 
考えてみたいと思います。

プレミアムバンダイの価格設定

原価はいくら?

プレミアムバンダイで数年ぶりに 
商品を注文しました。 
 
商品は再版の予約なので 
到着はまだ数カ月先ですが。 
 
その関係でいろいろと 
ネット検索していました。 
 
その時に気になったのが 
「高い」や「ぼったくり」の意見。 
 
 
私が数年ぶりの注文なのは 
やはり商品単価が高いからです。 
 
ただし「ぼったくり」だとは 
思っていません。 
 
個人の感想ですから 
どう思うかは人それぞれですが。 
 
一般流通品と同じ値段で売れないのは 
分かりきったことです。 
 
 
製品を「原価」で考える人は 
一定数います。 
 
「原価」はこれくらいだから 
ぼったくりだと。 
 
 
でも、その場合の「原価」は 
「材料費」の場合がほとんど。 
 
 
プラモデルで言えば樹脂の金額。 
 
確かに使う樹脂の量だけなら 
一般販売品と同じでしょう。 
 
 
でも材料だけあっても 
プラモデルは作れません。 
 
 
プラモデルの製造工程自体は 
詳しくないのでよく知りませんが。 
 
溶かした樹脂を、金型に圧送する。 
 
雑に言えばこんな製造方法だと 
記憶しています。 
 
 
これだけで考えても金型と 
樹脂を流すための機械は必要ですよね。 
 
金型や機械を作った代金は 
プラモデルを売って 
回収する必要があります。 
 
 
機械を動かすには電力も必用。 
 
電気代も高騰していますから 
価格をより押し上げていることでしょう。 
 
 
機械を動かす人には 
お給料が支払われますよね。 
 
事務処理などの製造には直接 
かかわらない人もいます。 
 
 
他にもいろいろありますが 
こういう材料費以外のことも 
積み重ねたのが原価。 
 
小難しいことを考えなくても 
プラモデルを作る人なら 
経験で分かることだと思います。 
 
例えばプラモデルを完成させるとして。 
 
友人がキットと塗料を用意するから 
キレイに仕上げてくれと言われたら 
あなたはやりますか? 
 
もちろん無料でです。 
 
 
作ってみたいキット一つくらいなら 
やるかもしれませんね。 
 
でも継続的にはやらないのでは? 
 
 
キット一つをすべて表面処理や 
塗装までするのには 
それなりに時間を使います。 
 
趣味ですから自分のために作るなら 
時間も労力も気になりませんが。 
 
せっかく作った完成品を 
そのまま人にあげる。 
 
そんな人はほぼいませんよね。 
 
 
時間と労力がかかるからこそ 
製作代行の仕事もあるわけで。 
 
仕事としてお金を貰えるなら 
他人のキットでも作る。 
 
それが製作代行業者。 
 
キットと塗料の「材料費」以外に 
手数料も払わなければ 
完成品は手に入りません。 
 
企業も社員にお給料を払うために 
「材料費」以外も必要です。 
 
 
少数生産品は手間がかかりますから 
原価も当然高くなります。 
 
だからプレミアムバンダイの製品は 
高いですがぼったくりだとは 
思っていません。

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直販は儲かる?

もう一つ気になった意見として 
 
「儲けるために一般流通ではなく 
プレバン商品を増やしている」 
 
と言うのも複数目にしました。 
 
問屋や小売に払う分を 
利益として独占できるからと。 
 
 
利益が出ているから 
プレバンが存続しているはず。 
 
儲けるためにと言うのは 
間違いではありません。 
 
間違いではありませんが 
メーカー直販は 
より儲かるのでしょうか? 
 
 
問屋は悪い言葉で言えば中抜き。 
 
右から左に商品を流して 
お金を貰っています。 
 
 
・・・悪い言い方をして 
問屋の方、申し訳ありません。 
 
 
そんな悪いだけの存在なら 
誰も必要としませんよね。 
 
流通は儲からないから 
メーカーがやりません。 
 
そこを薄利でやってくれているのが 
問屋などの流通業です。 
 
 
そもそも直販が儲かるなら 
メーカーは最初からやっています。 
 
例えば。 
 
バンダイが全てのエンドユーザーに 
商品を発送するとしたら 
どうなるでしょうか? 
 
ガンプラだけで考えても 
とんでもない数になります。 
 
他のおもちゃも考えたら 
一企業で対応するには数が多すぎです。 
 
問屋の存在意義の一つに 
取引数を限定できることがあります。 
 
 
例えばメーカーから10の問屋へ。 
 
10の問屋がそれぞれ 
10の問屋と取引すれば100。 
 
この時点で各都道府県に 
1以上の問屋になります。 
 
100の問屋がそれぞれ 
10の小売りと取引すれば1000。 
 
全国で1000か所になれば 
それなりに近所で入手できる 
状態になっているでしょう。 
 
それぞれの手間は少ないまま 
全過去各地に商品を送れる。 
 
問屋があるメリットの一つですね。

まとめ

プレミアムバンダイ製品は 
ガレージキットを考えれば 
分かりやすいと思います。 
 
昔に比べて数は少なくなりましたが 
個人作成の1/144のキットが数万円。 
 
買うためにはワンフェスなどの 
会場に行く必要がある。 
 
キット代も高いし 
交通費もかかりますよね。 
 
個人売買で送ってくれるとしても 
送料はかかります。 
 
 
プレバン商品も少数生産で個別発送。 
 
高くなるのは当然です。 
 
それでも欲しいキットがあれば 
ガレージキットを買うよりは安い。 
 
そう思って利用しています。 
 
プレバン発売商品を 
自分で作ろうと思ったら 
もっと費用がかかるでしょう。 
 
そもそも自分の技術では 
自作できないものがほとんどですが。 
 
 
プレバン以前にも同様の考え方で 
EXモデルがありました。 

EX MODEL 1/144 ガンペリー
 
量を見込めないニッチなキットを 
高い価格で発売する。 
 
これは一般流通でした。 
 
続かなかったということは 
想定以上に売れなかったのでしょうね。 
 
個人的には 
好きなシリーズだったのですが。 
EX MODEL 1/144 ガンペリー
 
プラモデルは生活必需品ではありません。 
 
高いと思うなら買わない。 
 
その選択肢があります。 
 
物の価値は人それぞれ。 
 
いくらまでなら買うのかは 
自分で考えて決めましょう。

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